という文字の話 TOPへ戻る
この話は、私がまさか偶然だろと思った奇妙な話をベースに書いています。恐らく似たような話を聞いた事あるよと言う方も多く居ると思います。
この話は、そんな事があるんだなと私に思わせ考えさせたある出来事を書いた話です
以来私は文字には魂が宿るんだなと思う事が度々あります。
何かの宗教の影響なの?と思う方も多く居ると思いますが先に言うと、私自身は何処の宗教が良い悪いとか考えないし文句も言う気になりませんので無宗教に近いかもしれません。

ある文字を見て、あっ何だかこの文字嫌な感じだなという字を見かけた事はありませんか?
漢字って良く見ると、この漢字はこの文字とこの文字が組み合わさっているんだなとか、この意味合いの漢字が充てられてるのかと思う事が時々あります。
例えば、鬼の前に云うという漢字を加えると魂という漢字になります。言葉や文字って考えてみると、自分が考えてる事や気持ち、意思、経験等を他の人に伝える伝達手段となってます。
言葉は録音などしてる場合意外は同じ時間を共有する場合しか意思を伝えれませんが文字を使うと時間的な制限等が無く個々の人が考えた事を相手に伝えれるんだなと考える事があります。

人の意思=魂と共通するなと考える事も出来ます。と言う事は文字には魂がある?だから過去の人は言霊という言葉で現したのかと考えたくなる事もあります。
お経も言霊・・・・・と言う事は逆に呪う言葉もある?
では、そんな考えである言葉を考えて見ます。神社などで売られてるお守りですが「護符」と言うのは守ってくれるお札だと云うのは判りますが「呪符」と言うのは呪いの札になるのでは?と思う事があります。

ある白魔法等ではこんな事を言いますが。コレも立場を変えると「ん?」と思う事があります。
自分に有利になるような力と言う事は、敵対する相手には不利に働く力とならないか?言い換えれば攻撃ではないか?と思う事があります。
呪符、護符確かに表裏一体なのかもしれないと思う事があります。

さて、ここからの話は、呪いという文字に纏わる話を書きます。
人を世の中を酷く恨み渾身の恨みの念を込め「呪」と云う文字を書き残した人が居ました。
その「呪」と書き記した物は遺品の中に紛れ込み暫くの間、木の箱に収まっていましたが、ある時その木の箱を開く事となります。
しかし、呪いと書いた物はその時見当たらなく、またそのような文字が書かれてる物が入っていると知らずに箱を開いたらしいので尚更気が付かなかったのです。

異変は、その木の箱を開いた時から徐々に始まります。
病気、怪我、災いなどに見舞われます。
なんだ、最近運悪いなと思うには十分過ぎる程の災難に見舞われます。

ある日、修行僧にこんな事言われたそうです。
あなた、ここ最近災難に悩んでいませんか?といわれたそうです。
確かに、怪我や事故、病気など散々な事があるので、良いとは言えませんが、ここで良くないとか言うと宗教に入りなさいとか檀家になりなさい、お布施を渡しなさいと言われるのではと思い、特に何もありませんとその時答えたそうです。

お坊さんは、それなら良いのですが、もし何か気になる事があればお寺に来てくださいと言い、その場を立ち去りました。
災いは続きます。
しかもエスカレートします。木の箱を開いた事など当に忘れ早、4ヶ月程過ぎた頃でしょうか。
等々奇怪な現象までもが起こるようになりました。
部屋に居ると誰かが天井を歩いてる足音のような音がする。
誰も居ない筈の部屋なのに落ち着かない。
植物が直ぐに枯れ、仕事も順調に進まず、風邪を拗らせ体調が中々回復しない。
そうこうしてるうちに、お坊さんの事をフッと思い出したそうです。
ここ最近本当に何しても悪い事続きだからな、お払いでもして気持ちを落ち着かせようと考えたそうです。

お寺に行くと、お坊さんは着ましたねと言います。
あの時チラッと会っただけなのに覚えてるの?と思ったそうです。

話をすると、やはりそうでしたかとお坊さんは言います。
お払いをお願いしますと言うと、お払いはしますが、次にしなくてはいけない事があります。之こそが重要なのですと言ったそうです。
聞くと、その重要な事と言うのは、念の詰まった言霊と化した札を浄化させる事だと言います。
何の事だと最初は思ったそうですが、木の箱の事を思い出し中に入っていた物を見たそうです。
すると、木の箱に入っていた面の裏に「呪」と書かれていたのを見つけます。

お坊さんにその木の箱に入っていた面と裏に書かれてる呪という文字を見せると、これが災いの元ですといい、お清めをした後に焼き浄化したのです。
お坊さんに、あれはと聞くと、呪という文字は恨みや怨念などの念を込め書くと凄い力を持つと話してくれました。
しかしなぜ今頃になってと尋ねると、それは木の箱のような密閉された空間にしまいこまれ、負の念が木の箱の中でドンドンと渦を巻くように蓄積し強力な負の力を持ち、その後で木の箱を開いた為、溜まりに溜まった恨みの念が災いを呼び込んだのだと話してくれました。

その面を焼きお払いをしたのが良かったのかは科学的には証明出来ませんが、その家族はそれ以降災いに見舞われる事がなくなったそうです。

追伸
言われて見たら、似たような話は多く耳にします。
エジプトのミイラの棺の中に添えられてるお札には「棺を暴く者には死が訪れる」と書かれてる事があるとかミイラの呪等があるから・・・太古の文字、キレル文字や象形文字、楔形文字、梵字などで書かれた呪は強力だとか聞く事がありるだけに、やはり読める読めない文字関係無しに、災いが訪れる事があるから、文字には何かしらの魂や力が宿ってるのではと思う事があります。
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